天空の城

天にもらった この命
洗いざらしの ままでいい
時代遅れと 言われても
生きざまひとつ 腰に差し
仰ぐ心の あぁ 天空の城

櫻ひと春 何語る
無情儚き 花咲かせ
道の小石は 踏まれても
石垣支え 逃げはせぬ
熱き涙の あぁ 天空の城

遥か遠けき 海を抱き
膝に幼き 孫を抱き
生きた証しか ここに有り
血潮のしぶき 拭きはせぬ
それが男の あぁ 天空の城
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