北の港のみれん船

北の港の 桟橋に
あなたがつないだ みれん船
このまま雪に うずもれても
錆びてほろびる さだめでも
小指に巻いた まっかな糸は
涙 涙 涙なんかじゃ ちぎれない

寒さつのれば なおさらに
あなたが恋しい みれん船
ぬくもりほしい 酒なのに
酔えば酔うほど 凍るよな
汽笛が胸を ひきさく酒場
涙 涙 涙ほしがる 唄ばかり

春を夢見る カモメより
あなたを待ってる みれん船
氷の海が とけたって
戻るあてなど ないけれど
生きてるかぎり わたしのあなた
涙 涙 涙かれても 信じます
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