雪椿の唄

雪のなかから 生れても
赤く咲きます 雪椿
もえる想いで 花びら染めて
咲けばわかって くれますか
胸にひそめた 花言葉

岩の湯舟に ひらひらと
落ちて重なる 雪椿
おもい出せよと ゆうのでしょうか
淋しがり屋と 泣き虫が
酔って合わせた くちびるを

雪の花火に 夢をみた
恋の名残りか 雪椿
窓をあければ 色鮮やかな
花を浮かべて 水色の
時が流れる 信濃川
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