小町温泉小唄

小野の小町は 田村のうまれ
田村小町の 湯をあびた
せなさきてみな あびてみな
ちょいと あの娘(こ)も 玉の肌

紅葉(もみじ)染めたは 夏井の茶屋で
帯を解いたは この宿で
せなさきてみな あびてみな
ちょいと あの夜を 思い出す

山の端(は)の端(は)に 篁(たかむら)さまが
詩(うた)にうたったよな 月もでる
せなさきてみな あびてみな
ちょいと 絵のよな 矢大臣山(やだいじん)

駅を降りたら 左へおいで
小野の小町の 湯がまねく
せなさきてみな あびてみな
ちょいと 小町が お酌する

桜万景(さくらまんけい) 夏鬼穴(なつおにあな)へ
旅のつかれは このお湯で
せなさきてみな あびてみな
ちょいと ひと風呂 夢ごころ

唄がきこえる 町ゆくバスの
窓に小町の あの唄が
せなさきてみな あびてみな
ちょいと 情けに 泣ける唄

東堂山(とうどさん)がえりは ひと目でわかる
煙草くわえて 馬連れて
せなさきてみな あびてみな
ちょいと話の種になる

むこう通るは 深草(ふかぐさ)さまか
お湯の小町へ いそいそと
せなさきてみな あびてみな
ちょいと 煙草の咲く道を

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