群青

春には春の君に 夏には夏の君に 見とれていたいんです
冬には冬の君に あきもせず見とれて あきもせず見とれていたいよ

青い空 赤い空 真っ暗闇な空は
君を一人にするけれど その時は僕が連れ出すから
僕のそばにいて そばにいて
僕には歌しかないけれど 恋をしていた

朝には夢見てる君の隣 聞こえてもないのに語りかけちゃって
昼まで眠る幸せ 寄るとこもないのに駅まで遠まわりをする幸せ

そんなことばかりを歌って
そんな言葉ばかり積もっていくたびに
僕は光って 君は曇って 離れ離れさ

青い空 赤い空 真っ暗闇な空は
君を一人にするけれど その時は僕が連れ出すから
僕のそばにいて そばにいて
僕には歌しかないけれど 恋をしていた

ただ酔って彷徨って ゆらゆら揺れて
だからって変われなくて ゆらゆら揺れる ゆらゆら揺れる

青い空 赤い空 真っ暗闇な空は
君を一人にするけれど その時は僕が連れ出すから
僕のそばにいて そばにいて
僕には歌しかないけれど

冬の終わりには春が 春の終わりには夏が
夜の終わりにはいつも新しい朝が待っているように
夕暮れ時の赤い空も真っ暗闇で光る星も
二人でわかち合うような 夢を見る
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