シブヤノカワ

道玄坂が揺れている
夜の終わりの朝のどこかで
愛を探してた 邯鄲に
白眉の言葉で 眺めてた

渋谷の街のアスファルト
行き交う人々の波 落としたスマホの声が

幾つになるころに
この場所からいなってくだろ
仲間という嘘たち
戯れの夜ばかりを

幾つになるころに
こんな歌歌えなくなって
独りで泣いたりした
秘密事 あなたに言えずに

道玄坂から流れ落つ
涙集めた雨の暗渠が
愛なんてやつはわがままな
誰かの足音に掻き消され

渋谷の街のアスファルト
昔のせせらぐような夢の
生まれ変わるよな

幾つになるころに
世界のどこか理解するのかな
仲間という誰かと
戯れの夜ばかりを

あなたを大好きと
囀りのように歌うのは
独りで泣いたりした
秘密ごと消したいあの日で

幾つになるころに
この場所からいなってくだろ
仲間という季節と
戯れの夜ばかりを

幾つになるころに
こんな歌歌わなくなって
独りで泣いたりした
秘密ごと消したい気持ちで
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