タイムオーバー

「明けない夜はない」と歌う少年の
悲しみまでも僕ら抱え込んでいたんだ
「止まない雨はない」と歌う現代の
ありふれていた曲に今日も頼ってしまって

例えば頭が痛くたって
鎮痛剤と明日迫り来る
憂鬱たちを数百円の
水で飲んで耐えるならさ

重荷になると
置いてきた思い出をさ
いっそこのまま
ずっとずっと忘れないでいいから

「ごめん、覚えてないや」と濁した本性を
聞き流す事も僕はヤケに慣れてしまった
「止まない雨はない」と歌う現代の
ありふれていた曲に今日も中指を立てたって

例えば明日が怖くたって
出鱈目だらけの嘘と本当
冗談混じりの言葉たちも
酒を飲んで流すなら

鳴らせ
重荷になると
捨ててきた思い出はさ
いっそこのまま
ずっとずっと忘れないでいいから

鳴らせ
重荷になると
置いてきた思い出はさ
きっとこのまま
ずっとずっと忘れないでいいから
重荷になると
捨ててきた思い出をさ
一生このまま
ずっとずっと抱きしめてていいから
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