一般的な夜

一般的なことなら 君にもわかるだろうか
明るい夜に君と いろんな話をしたい

懐かしさにかまけて 何もしない日がある
何にも言わず君は 僕を叱って欲しい

退屈そうに暮らす 君の話もきっとわかる

何にも用事がないから今日は 君をそこから連れ出してあげる
赤く光る窓を見てる君を 僕はこっそり連れ出してあげる

特別なことばかりに 目がいってしまうから
一般的な夜には 君に会いたくもなる

やたらと風が抜けて 意識は魚になって
何にも言わず僕ら 安心しあっている

陽気な日々が終わる 君の瞳を探っている

そこで暮らす君を誰も知らない

何にも用事がないから今日は 君をそこから連れ出してあげる
丸く沈む街を望む君を 僕はこっそり連れ出してあげる

何にも用事がないなら今日は 僕らここから抜け出してみせよう
ぼんやり明日を待ってる君を 僕はこっそり連れ出してあげる
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