いたいけな春と空

涙の行方 追い掛ければ ほら キラリと晴れる街へ続いてく
向かい風を抜けた静けさの果てをきみにも見せてあげる

塞いだ夜の奥で眠るネコも起こすよ
はじまりに花を添えたら春になって

薔薇色の扉も七色の橋も蹴って
見上げた世界は何色でしょう
掴んだら離さない 欲しいものは尽きないの
いたいけなあたしは何色でしょう

波間にもたれ丸くなった日は数えたアザを抱いて潜ってく
怖いくらいキレイな悲しみはいつも光の淵に消える

飾った胸の奥で揺れる迷子に手を振って
風の音が歌に変われば空になって

薔薇色の扉も七色の橋も蹴って
見上げた世界で果てを目指す
悔やんでも迷わない ウソみたいに飽きないの
そのうちに痛みも忘れるでしょう

移り気な雲 風はないようで
瞬く隙に遠くなるように

薔薇色の扉も七色の橋も蹴って
見上げた世界は何色でしょう
奪っても穢れない 可能性は尽きないの
いたいけなあたしは何色でしょう

掴んだら離さない 欲しいものは尽きないの
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