居酒屋 薩摩

「私でよければ お願いします」
わざとおどけて 言う私
お湯割りゆらゆら グラスの湯気に
浮かぶ笑顔の 居酒屋薩摩(さつま)
出会って嬉しい 幸せの恋灯り

あなたの指先 かすかに触れて
胸にあふれる あたたかさ
夜風が優しく のれんを揺らし
今日も賑わう 居酒屋薩摩(さつま)
ふたりの心が 通い合う裏通り

あなたに会うため 今日まで一人
回り道して 来た私
つまみの「つけあげ」分け合いながら
肩に寄り添う 居酒屋薩摩(さつま)
消したりしません 幸せの夢灯り
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