忘れ

そっと6月の雨が街を濡らして
今年も大嫌いな夏が来る
安いプライドの傘を広げたら
駆けだして いつか止むさ

大事なことはいつだって
全部そこに詰まってた
2人口ずさんでいたラブソング
なんにも知らないフリして
夏は過ぎていくけど
明日、歌を歌って

べいべー 忘れないでいて
君だって 僕だってまだ変わらない
べいべー 忘れないでいてくれたら
いつかの街まで

フッとため息と煙を吐き出して
あれから何度目かの冬が来る
夜も明るい街の雑踏を抜けたら
一人きり 歩き出して

いたいけな心に住みつく
無邪気な悪魔の影を
追い出した陽気なロックンロール

なんでもないよな顔して
街は巡っていくけど
明日、歌を歌えたら

べいべー 忘れないでいて
君だって 僕だってまだ変わらない
べいべー 忘れないでいてくれたら
君に会いにいくんだ

水色 空からこぼれ落ちた
雨の匂いがまた渇いた日々に染み付いた
僕らはため息を一つ飲み込んだら
歌を歌おう

べいべー 忘れないでいて
君だって 僕だってまだ素敵さ
べいべー 忘れないでいてくれたら
君に会いにいくんだ

べいべー 忘れないでいて
べいべー 忘れないでいて
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