夏風物詩

風は緑の匂いがしてた
国道の逃げ水を追いかけた
“夏は短いよ”って微笑んで
君は初めて僕を名前で呼んだ

冷やしたカロリーメイトをかじった
伸ばした前髪 うっとおしかった
汗をかくのが恥ずかしくなった
全部 全部 君からの影響だ
何なんだ 好きだった もう戻れない

Ah どうして人は傷つけられても
好きだと思い続けてしまうのだろう?
いたずらな“あのまなざし”からの“あの笑顔”が
昨日のことのように浮かぶ
Woo それでもきっと Woo 忘れられるんだ
忘れないのは 踏み出せない自分を
“君が好き”のせいにしたいから

漂う花火 浴衣姿 君の綺麗な横顔
寄せては返す 記憶の波 あの夜が夏の風物詩

気づけばセミの鳴き声がする
僕はそんな風に歌えない
死んだらまた逢えたりするかな
それならそれも悪くないのかもね
何でだろう 泣きそうだ

Oh 君に逢いたい

Ah どうして人は傷つけられても
好きだと思い続けてしまうのだろう?
いたずらな“あのまなざし”からの“あの笑顔”が
昨日のことのように浮かぶ
Woo それでもきっと Woo 忘れられるんだ
忘れないのは 踏み出せない自分を
“君が好き”のせいにしたいから

“君が好き”のせいだ 夏が来た
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