尊き推し

推しが 週刊誌に撃たれ 熱愛で燃えてる
今夜 わたし灰になって 焼け野原に佇んでる

推しと付き合えると信じる夢見ガチ勢じゃない
だけど永遠の片想い失うのは辛すぎて

祭壇にならんだ円盤 遺影みたいで切ない
今病みに病んでるわたし いじる奴らはきっと後悔する

尊き推し 燃やされないでいてよ
君を推せない人生なんてまるで余生
尊き推し 永遠に言い訳して
信じるから 傷つかない夢見せて

いつも化粧なおしたっけ 推しのステージの前
深く知り合わずに愛でる 優しい距離感 好きだった

幸せにならないでとか 思うわけがないけど
何度も語ってきたあの夢が潰えても 君は辛くないの?

尊き推し わたしも夢があったんだ
それは君が夢叶えるの看取ること
尊き推し 一方通行の愛の果て
わたし 同時に愛と夢を失ったの
眠れない夜が更けてゆく

生きるとは推すこと 推すことは美しいこと
形のある透明 愛の存在証明
気づいたの やっぱりわたし 君を捨てられない

尊き推し 燃やされないでいてよ
君を推せない人生なんてまるで余生
尊き推し 永遠に言い訳して
信じるから 傷つかない夢見せて
東の雲間が燃えてる

君は尊き推し
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