パステルグレイ

頬に張り付いた髪を君の耳にかけたの
無意識だった ごめんね 意味はないから
僕の気持ち 名付けないで 人それぞれじゃん ステレオタイプ
「辛い」に「一」足せないから「幸せ」は遠いね

鮮烈な瞬間にフィルターを重ねてく
ほんのりとにおわせくらい ねえ いいでしょう

ダメだ いつからパステルグレイ
黙り込むたび胸が痛い
そっとして 触らないで
何も問いかけないで
立ち止まりたいのに ねえ 明日が
カーテンの向こうに 透けている
お願い もう少しパステルグレイ

一人密か heart break 君の悩みを聞くたび
「そんなチガウ人よりも 僕がいいんじゃない」

そう わざとギリギリな台詞はさんでみてさ
自分自身 何度だって傷つけている

どこまで見てもパステルグレイ
ぼやかすことに慣れすぎたね
海と空と純粋の境界線もないの
君の瞳は僕を 一体どんな色で映しているの
きっと 永遠にパステルグレイ

変わらない気持ちと 変わってゆく季節の相性は悪いね
微笑む君の美しさに ああ 見惚れて 僕はいつか泡になろう

どっちにも行けない ああ

ダメだ いつからパステルグレイ
黙り込むたび胸が痛い
そっとして 触らないで
何も問いかけないで
立ち止まりたいのに ねえ 明日が
カーテンの向こうに 透けている
お願い もう少しパステルグレイ
パステルグレイ
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