なぐさめ

あなたやせたわ 頬のあたりが
仕事はとても きついのでしょう
日曜日ごとに 逢えなくて
淋しいけれど 我慢してます
今日は二人 なぐさめ話
失くした夢を ワインに浮かべ
昔はよかった よかったと
久し振りだね あなたの笑顔

結婚しよう そんな話も
この頃さけて しまいますね
ふたりで力を 合わせようって
あの口づけも 忘れましたか
アーあなた 何もいらない
銀の指輪も 小さな家も
あなたの隣で 目がさめる
朝の光が 欲しいだけです

あなた不思議ね 他人同志が
よりそいあって
生きてるなんて
心の支えを失なったら
人はよろけて
崩れるでしょうね
夏は海の砂に 絵を描き
秋は色づく 街を歩いた
不況の冬だと 言うけれど
春一番の 風はもうすぐ
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