遠い雲

雲のひとつひとつが 唄に見えてきた
どれも遠くて 届かないけど
君と描いた景色を僕は 唄えていますか

ギスギスとした人の世で 心はすれ違い
優しい言葉は 枯れ果てて
君と居た季節を数え直して どうにか紡いでる

何になれたら 掴めるのだろう
あの雲のメロディーを 奏でてみたい
空の青さが 時には怖くて
君の手をぎゅっと 握り返した

流行りの歌が 鼓膜を引っかいて
とてもかゆくて もどかしいけど
君の歌ったあの歌を僕は 覚えてるのでしょうか

何を捨てたら 届くのだろう
あの星に声を 届けてみたい
心は大きな 声にかき消され
君の胸に 顔をうずめた

何になれたら 掴めるのだろう
あの雲のメロディーを 奏でてみたい
空の青さが 時には怖くて
君の手をぎゅっと 握り返した

君の手をぎゅっと 握り返した
×