裸の王様

今日も素っ裸のオッサンが
薄っぺらいプライド纏って街を歩いてる
食うか食われるかの騙し合いを繰り広げる
どっちが消えてもいいがどっちも消えてくれよ

なー頼むから俺の視界からいや
俺がお前たちの目の前から消えりゃいいのかもしれない
だってお前達から見りゃ俺は目の前で
のたれ死のうがどうでもいい存在なんだから

あーーお前ら見てると自分でもヘドが出るくらい
きったねー言葉が頭んなかぐるぐる回転する
そしてその垂れ流したヘドみたいな言葉はぜんぶ
自分の口に押し込まれ出た言葉がこれだ

そこのけそこのけ あ!そこのけ!
裸の王様のお通りだ!
ちんけなブライドぶらつかさせて
裸の王様のお通りだ!

ちっぽけなプライド守るためにいったい
どれだけ大切なものを失ってきたんだ
それじゃどんぐり拾いに夢中になって
ポケットのキャンディー落としてる子供のほうがよっぽど美しいよ

お前らの欲しいものいや
お前らが今欲しいと思い込んでるものは全て金で買えるかもしれない
だけどお前たちが本当に必要なものは
何ひとつ手に入らないんだ絶対に

何故ならそれを入れる心という器を
お前たちはこれっぽっちも持ち合わせてなんかいない
途方にくれたお前らの考えに考え抜いた先が
誰もを欺き そして自分さえも欺くっていう方法だ

そこのけそこのけ あ!そこのけ!
裸の王様のお通りだ!
ちんけなブライドぶらつかさせて
裸の王様のお通りだ!

そこのけそこのけ あ!そこのけ!
裸の王様のお通りだ!
ちんけなブライドぶらつかさせて
裸の王様のお通りだ!
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