命さらしても

たかが恋だと 呟(つぶや)いて
熱燗 宵越(よいご)し 身を浸(ひた)す
あんたに 心はやりゃしない
今夜も待てど 待ちぼうけ
男は背中で嘘をつく
女は涙で嘘をつく
命 命 命 さらして
幸せなんか 夢見ても
ひとり窓辺には はぐれ月

寝ても覚めても 他人(ひと)のもの
本気で惚れたら 馬鹿をみる
優しい言葉は ずるいだけ
抱かれるたびに そう思う
男は背中で意地を張る
女は涙で意地を張る
泣いて 泣いて 泣いて みたって
幸せいつも 逃げてゆく
ひとり窓辺には なみだ月

男は背中で嘘をつく
女は涙で嘘をつく
命 命 命 さらして
幸せなんか 夢見ても
ひとり窓辺には はぐれ月
×