ひしゃげた未来

秒針の動く音
早まっているような気がする
変わらないはずのリズム
頭の中巡り巡ってく

高くなっていくビルは
天まで届きそうなほどで
腰の曲がってく僕ら
そのまま沈んでいきそうだ

何年経っても
悲しいままなのか
季節の移り目
冷たい雨 降り出すよ

ひしゃげたヒゲを伸ばしながら
年老いた僕は言うのだろう
何もかも変わってしまった
この場所もと
高層ビルの壁の隙間
昼間に見えた白い月は
恥ずかしそうに目を伏せて
浮かんでる

秒針の動く音
カチコチと刻むリズムに
踊らされているのです
もう足がもつれそうなんだ

何年経っても悲しいままなのか
季節の移り目
冷たい雨 降り出すよ

空飛ぶ車 宇宙の家
どんどん高くなっていくビル
それでも僕らは悲しいと
嘆くのだろう

ひしゃげたヒゲを伸ばしながら
年老いた僕は言うのだろう
何もかも変わってしまった
この場所もと
高層ビルの壁の隙間
昼間に見えた白い月は
恥ずかしそうに目を伏せて
浮かんでる

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