nocturne

降り積もる花びらに埋もれて
君はまだ幼い夢の中
暗闇に煌めくように nocturne
懐かしい光を奏でるよ

優しい記憶が
君のかなしみの近くで微笑むように
初夏の日差しが
君の行く道を照らしてくれるように

失くした時の中で手を伸ばして
側にいたいと歌っても
いのちは明るい方へ行こうと
君を誘うよ、未来へ

宝石のような闇の輝きが
二人だけの物語を
琥珀色の
夢の中に
残した

降り積もる花びらが夜明けを
迷いなく空から呼び寄せて
愛しさと寂しさが君の胸に
新しい音楽を灯すだろう

光の方へ
君は行く
夢の終わりを
送るのは
nocturne
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