きみがくれた言葉があるから

「ちょっとした憧れ」
そんなひとことさえ
言えないままでいたから
気づいたかもしれないのに
ためらっていたんだ

ずっと踏み出せないままなら
大事なその距離が届かない
ほんの少しだけ
背中押せると思うのに

そうだよ…誰だって待ってる
その胸に小さな
勇気をくれる言葉があるはずなの
自分にはかけてあげられない
言葉だから…響くと
わたしは知ってるのに

強がってるわけじゃ
なくたって弱さは
いつでも胸にいること
わかってるふりで逃げちゃ
変わるはずないよね

心、踏み込んでいくなら
本音で向き合ってしまうよ
それが怖くって言い出せなかった
ひとことが…揺れてるんだ

だから、本当に欲しいその瞬間(とき)に
きみがくれたあの言葉が嬉しかった
まばたきもせずに まっすぐにくれたように
わたしも みんなに 伝えたいの

きっと「自分を知っていく」って、
まっすぐ向かいあうことだね

大切なみんなに伝えたい言葉があるから
踏み込んでいくよ わたしっていう道の先へ
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