はるのめざめ

裏庭に立てかけたのです
ハーモニー

うーん、いつだっけ?

あの本の片隅で
泣いたのは誰だっけ

夢からおちてきた思い出は
きっと形合わないな

夏の終わり 冬の恋しさ
今じゃ誰もがひとりじめ

美しい精霊が見えて
片付けたがり馬鹿の餌になってた
やまない雨のような轟音が心地いいって
思った 離れなきゃって

不意に 食べられちゃったね
枸杞のよう 真っ赤な目

機転利かないフリして
泣いたのは 誰だ?

永遠に試すようなこと、
やめて 砕いてよ
ふわふわしてるままだ
会いたいな あなた
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