akogare

何気ない普段変わらない日
日も暮れた頃に淹れたコーヒー
そうだ明日は広島に出張
いい加減に準備をしないと
携帯の画面越し
憧れに釘付けの暖色の下
またあの時の感覚がした
憧れがなるあの木の下
あの頃ひがんでたしな
あの子が金持ちだとか
あれこれ欲しかったしな
届かないのはわかってたしな
大人の機嫌取りが
上手くなった小学1年とき
あのしらこい芝居が
見透かされた中学1年とき

いつの間にか、いつの間にか、いつの間にか
憧れを通り過ぎていたんだ
いつの間にか、いつの間にか、いつの間にか
憧れがポッケの中で溢れてたんだ

黄昏れ浸るあれこれ決める
憧れに欲望を混ぜないように
月は太陽の光で煇る
人なぜ直ぐ月に行きたがる?
無いものが欲しくて
それを奪い取るナンセンスな人もいて
見えないが見たくて
逆に視界が狭くなってる気がして
変わらないで欲しいんだ
憧れを掴んだとしても
無くてもいいんだ
掴んでることすら気付いてないんだ
それぐらいが丁度いいか
背伸びも疲れてしまうか
ただの無いものねだりが
世界を支配してる気が

いつの間にか、いつの間にか、いつの間にか
憧れを通り過ぎていたんだ
いつの間にか、いつの間にか、いつの間にか
憧れがポッケの中で溢れてたんだ
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