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死なない自信はあるのかと問われて
たしか保険上乗せしたはずだと御茶を濁す

その悪しき依存性 まるで恋にも似た
決して醒めないその赤で

この胸に火を点けろ
声高に否を告げろ
今 空に優しく溶けてゆく狼煙
暗闇に火を点けろ
すぐ灰になるけど
今 壊れる少し手前の狂炎

実はどこかに陰があるのかもと案じてる
いつかは恒常性も失われてくのか

この次に気をつけろ
声高に生を告げろ
今 咽に焼けつく刺激が狂おしい
そのために精をつけろ
また生まれかわるけど
今 追われてどこへ行く 13

肺を染める色なんて想像しない
決して醒めないほど愛してる
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