再び恋物語

別れて二人 一年ぶりに
偶然出会った 小さな酒場
肩まで伸ばした 髪さえも
変わらぬおまえの 懐かしさ
他人行儀も いつしか消えて
再び始まる 恋の物語

些細(ささい)な事で 傷つけ合って
互いにあの頃 若すぎたよね
ごめんよおまえの 淋しさを
あの頃気付いて やれなくて
夜の止まり木 寄り添う二人
再び始まる 恋の物語

おまえが今も ひとりでいるか
本当(ほんと)はいつでも 気にしていたよ
グラスの氷が また揺れて
話は尽きない いつまでも
男心が せつなく潤む
再び始まる 恋の物語
×