また恋におち

声かけようかな どうしようかな
きみを見かけた急行列車
遠い日の片想い

大人びていて躊躇したよ
夕陽がふちどる横顔 息を呑みぬすみ見た

諦めたはずなのになんでだ
降りるきみの背を目で追い
追いかけてた

戻れないよもう 会いたくなんてなかった
また恋におち 切ない螺旋 繰り返してしまう
混み合うホームで人波かきわけ走った
ぼくは多分あの日から探してた

結局らしくて笑っちゃうよ
あれから何度か電話しても
ワンコールで切ってばかり

もう持ち主のない電話に
なにを話そうとしてるの 今もまだ

このままでいい こたえを知りたくなかった
戸惑う夜は 底無しの海 深くおちてゆく
甘い痛みがきみと過ごした証なら
帰らないで あと少しだけ

途絶えぬ鼓動がスコールのように
きみへの想いを叫ぶ

戻れないよもう 会いたくなんてなかった
また恋におち 切ない螺旋 繰り返してしまう
混み合うホームで人波かきわけ走った
ぼくはずっと探してた

このままでいい こたえは知りたくなかった
戸惑う夜は 底無しの海 深くおちてゆく
甘い痛みもいつか忘れてしまうなら
帰らないであと少しだけ
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