男の残雪

百里千里も 一里の道へ
以心伝心 おまえと俺は
苦労くの坂 浮世坂
おまえに楽を させたくて
雪を背負って 足跡残す
あぁあぁ 男の残雪

耐えてしのべば いい日もくるさ
急(せ)くな焦るな 目先のことに
見せちゃいけない 舞台裏
不器用なりに 意地もある
肩を並べて 空ふり仰ぐ
あぁあぁ 男の残雪

バカじゃできない 利巧(りこう)はやらぬ
人の情けの この架け橋は
一つ越えても また一つ
まだ見ぬ山は つづこうと
明日もおまえと いっしょに越える
あぁあぁ 男の残雪
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