Chloranthus

枕にて 夢うつつ
鳥のこえに呼びかけられて
隙間から溢れるメロディ

月の彼方 青い雨が

いつだってその相槌が僕を抉る
溢れていく優しい季節が目を焼いた

肝心な問題のこたえあわせはまだ
駐車場 虫たちの叫びに溶けて

羽のような ガラスのような

今明けていく空を見て
もうどれくらい経ったかな
飲み込んだ熱は期限切れでも
奪われた色はあなたに還るよ

いつだってその相槌が僕を抉る けど
ただこれだけは奪われない 枯れることはない
×