気になるおまえ

赤いカクテルグラス 滲(にじ)む酒場の灯り
酔えばあの面影 揺れてまた浮かぶ
潤(うる)む瞳 甘い香り
なぜだか胸が せつなくて
恋するなんて 柄じゃないけど
やけにおまえが 気になる夜更け

雨がそぼ降る夜に ひとつ傘差しながら
部屋に送ったよね あれは三ケ月(みつき)前
二人そっと 触れた肩の
ぬくもり今も 思い出す
時々どこか 淋しさ見せる
そんなおまえが 気になる夜更け

恋じゃないさと 言い分けしても
やけにおまえが 気になる夜更け
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