時の旅人 ~令和ゆかりの地・太宰府のうた~

はらはら こいこい はらはら ほろり
はらはら こいこい 令和のまちへ

千年の歌声に 心寄せて
あなたと出逢ったとき 令月に風が和ぐ

はらはら こいこい 去りゆく天神さまよ
その頬が貴やかに染まれば 春が来た

京に咲く梅の花が 風に乗って運ぶ想い
知らず知らず涙ほろり あなたに会いたいと

あなたのうそを抱いて ひとり歩んだ古都
八幡さまに詣でて 都府楼では雉が鳴く

はらはら こいこい 降り立つまほろばの郷
また出逢う そのときに 耳元でささやいた

さやかに咲く梅の花は ひたと追って今もともに
尽きせぬ想い どうか届け 時代を越える旅人
あなたに会いたいと

はらはら こいこい はらはら ほろり
はらはら こいこい 令和のまちへ
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