ラストページ

破かれてしまった あのページの
思い出せなかった あのストーリーを
僕は辿っていた 君となら
見える気がして

どんなバッドエンドだって見届けようとした
でも最後なんてずっとないと思いたくもあった
気づかないうちに 最終章を読んでたんだ
あっけないけどこれも僕らしいな

物語が もうここで終わったのなら
僕はせめて もう1行付け足すから
その言葉がいつか風のように
君へ届くように

僕がいない物語の続きを
君はまた立ち上がって歩けるから
この真っ白な僕のエンドロールに
思い描くよ そんなlast page

閉じられてしまった あのページに
偽りを綴ったこともあった
それをいつ君が読むのかは
わからないけど

どんなデッドエンドだって切り拓こうとした
でもずっと何も言ってなくてすれ違いもあった
気づかないうちに 最終章を迎えたんだ
そんな僕を君は許すのかな

物語が もう一度読めるのなら
僕はどこに栞を挟むのかな
君の流す涙 それさえも
跡を残すように

僕がいない物語の挿絵は
色をまた取り戻してくれるのかな
この真っ白な僕のエンドロールが
染まっていくよ そんなlast page

かすれた文字が強く語ってる
いつか古びて見えなくなっても
僕の証を最後のページに今 刻んで

物語が 遠くまで続くのなら
僕はここでいつでも見守るから
この別れがいつか月のように
君を照らすように

物語が もうここで終わったのなら
僕はせめて もう1行付け足すから
その言葉がいつか風のように
君へ届くように

僕がいない物語の続きを
君はまた立ち上がって歩けるから
この真っ白な僕のエンドロールに
思い描くよ そんなlast page
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