こがね色した羊たち

昨日の夜 夢を見た こがね色した羊の…
どんなだったか 憶えてないよ ただそれは僕を見てたよ
僕はそう何か変われそうなんだ!!
笑っちゃうね? 何気ない夢を見ただけなのに
僕の中 小さな胸 高鳴り始めている
さあ 今日はそう 今こそ旅立つ時なんだ!!

ネジも巻かずに僕は 初めて歩きだした
早くその“答え”を聞かせてよ
痛む足 見上げた 大地の先に“世界”があった

あー止まらないよ 分かっていたけれど
今になって涙が溢れだす
あー何処にもないよ どうすればどうやったら
あのこがね色した羊は見つけられるの?

いつしか 気づいたら 暗い押し入れの中で
僕はずっと飾られてた そして旅に出たよ
でも 何も欲しいものなんて一つもないよ

力が尽きた僕は ようやく眠りにつく
その目が“永遠”に開かなくても
僕は星になった…こがね色した“星”になった…

あー探してたもの それは僕自身だった
今頃になってやっと分かったよ
あーもう泣かないよ みんな僕を見てくれるよ
このこがね色した僕を見上げてくれる
こがね色した僕を…
こがね色した星を…
こがね色した羊たちに…
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