君が大人になって

夜には全ての灯が閉じて落ちてゆく
君だけ連れ出す 私の頬に囁いた

冷めきったカップと
消えかけたランプの
残された部屋に

忘れてた夢の欠片が
今もあの日のまま
見てたままそのまま
出口を探す
くちなしの匂いに
懐かしのメロディー
繰り返された季節
あと少しだけ

いつかは全ての景色が空に消えてゆく
あなたが教えた 約束の日に続いてる

転がったルージュと
壊れたカセットデッキ
空っぽの気持ち

置いてきた夢の続きが
今もあの日のまま
何も変わらぬまま
目の前にある
スパンコールのバッグに
鍵の付いた引き出し
詰め切れない思い出
あと少しだけでも
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