DESERT MOON

ひどくよれた時代を洗礼う
子供達の歌声が問う

未完成の地図の中 静かにひとり漂い
宝石のような強がりを 流す湖を探していた

冷めたモノトーンに差し込む光の泡から
いつか生まれてくるリズム 私の奥 響いても
どこか優しい雨は何時降る?

じらすような星のいたずら 近く見えた遠い憧れ
秘かに騒ぐ月光に 呼び覚まされていくよう
強くて弱い心に 苛立った波が凪いだ

はるか遠い空へ導く 永遠のガイド
甘く魅かれていた世界 眼の前で微笑んでも
闇に浮かんだ現在はそのまま

眠れず踊る月光に 高ぶる鼓動が答えた
濡れることない砂漠に 枯れてた涙こぼれた

遭逢た 変わる意味を信じて祈りつづけている
冷めたモノトーンに浮かぶ 光の泡が溶けても
夜風優しく 明日を慕う
×