痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの飛んでゆけ
肌に描いた赤い糸

風が急に冷たくなって
凍えぬように肌をかばう
だけど今日はあなたがいるから
寒さなんてへっちゃらだよ

街灯の灯りが二人の影、彩れば
それだけでいいの
この眼にはあなたが映っている

だからひたすら噛みしめるよ
今 あなたのそばで呼吸していることを
痛いの痛いの飛んでゆけ
風に吹かれてどこまでも

1年後の同じ季節は
きっと一緒にいないんだろう
「そんなこと云わないで。」と
言ってくれて安心した

どれだけ惹かれ合い
そばにいてもあなたは
あたしのものじゃない
あたしもあなたのものじゃない

左腕の笑った口は
一生消えない あなたを想う証
痛いの痛いの飛んでゆけ
好きにならなきゃ良かったかな

やがて記憶はぼやけて年老いてしまうのだろう
そんなのいやよ じゃあせめて
今だけあたしの恋人になってください

だからひたすら噛みしめるよ
今 あなたのそばで呼吸していることを
痛いの痛いの飛んでゆけ
風に吹かれて どこまでもどこまでも

左腕に誓う決意は
一生消えない あなたを想う証
痛いの痛いの飛んでゆけ
肌に描いた赤い糸

一生消えない赤い糸
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