笹舟

あなたを待ちます いつまでも…
こころ託した 笹舟を
日昏れの中へ 流す川
東京へ きっと届くと
信じていくつ
夢を流した ことでしょう

迎えてください その胸に…
どんな苦労も 二人なら
笑って耐える つもりです
ふるさとは 変わりないけど
ひとりでいると
他人町です 私には

お嫁に行きます あきらめて…
これが最後の 笹舟に
涙を載せて 流す川
しあわせに なれはしないと
分かっていても
親の言葉に 負けました
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