クロニクル

栄華が咲いたって永遠には満たない
四肢に絡みつく運命に似たあやつり糸
それでも愛した それでも求めていた
曖昧に崩れた時間軸

両の手に 乗る世界が
たとえ僅かだけでも守れるのなら


クロニクル
光も影も切り裂いてこの手を伸ばした
桃源郷は遥か遠く霧虹のよう
いつか辿り着く先の夢を見るなら
光も影も切り裂いて
ありのままのクロニクル

栄誉を知ったって悠久に届かない
脳裏にへばりつく輪廻にも似たその面影
それでも探した それでも焦がれていた
永久に朽ちない世界線を

両の目で 見た未来が
たとえ砂に立つ楼閣だとしても

クロニクル
光も影も飛び越えてこの手に宿した
切望だけが今も強く日輪のよう
いつか辿り着く果てで解き放たれる
光も影も飛び越えて
刻まれていくクロニクル

今(ただ)歪む(空)
渦巻く刹那を 何で拭えばいいの

クロニクル
光も影も切り裂いてこの手を伸ばした
桃源郷は遥か遠く霧虹のよう
いつか辿り着く先の夢を見るなら
光も影も切り裂いて
ありのままのクロニクル

刻まれていくクロニクル
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