越中おわら節 (字余り入り)

<二百十日に夜風邪を引いたやら
毎晩おわらの夢見てならない>

<唄われよわしゃ囃す>
あいや可愛やいつ来てみても
<キタサノサードッコイサノサー>
たすき投げやるオワラ暇が無い

<唄われよわしゃ囃す>
たすき投げやる暇あるけれど
<キタサノサードッコイサノサー>
あなた忘れるオワラ暇が無い

<唄われよわしゃ囃す>
竹になりたや茶の湯座敷の柄杓の柄の竹に
<キタサノサードッコイサノサー>
いとし殿御に持たれて汲まれて
一口オワラのまれたや

<茶釜と茶袋は良い仲なれど
中に立つひしゃくが水さいてならない>
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