カレント・ザナドゥ

降って嘘みたく止んだ真夜中の雨は (ぽつりと)
引っ込み思案な若葉に爪痕ひとつだけ
乾ききらない心 抱えているのは (痛みを)
キミだけじゃないと伝えてみたら
笑ってくれるかな

乱れ乱れる世界で
ずぶ濡れになってる人を
抱き締められるようになりたい (きっときっとこの腕で)

駆けてゆけ
スカートはためかせて
剥き出しの感情は鬨の声
ままならなさも味わってさあ
叶えコノユメ
信じてた幻想じみた理想郷
ひとかけの勇気でシャットダウンしたら
目の前にある CUrrent-Xanadu
それは今ここから

一歩目を踏み出すような眩い気持ちが (じわりと)
纏わり付いてた空気に放射冷却されて
飲み込んだ鉄になって苛むとしても (重いよ)
譲りたくないとわめいてみたら
笑っていれるかな

柔く儚い微熱を
蛹のまま燻らせて
ただじっと過ごしたって
待つのは 空っぽな未来 (きっときっと遣る瀬無い)

舞い踊れ
瞬間を真に受けて
必死に大切に逃さぬように
弁えるのは足掻いてみた後のムーブメント
その先を考えるより前に
やるべきこと見据えぐっと息を吸えば
手を振ってくれる CUrrent-Xanadu
未知数の今日たちが

守りたいなんてまだ言えなくて
だけどせめて隣にはいたいって
弱気な願い
たったひとつ失くさずいたい

駆けてゆけ
スカートはためかせて
剥き出しの感情は鬨の声
ままならなさも味わってさあ
叶えコノユメ
信じてた幻想じみた理想郷
ひとかけの勇気でシャットダウンしたら
目の前にある CUrrent-Xanadu
それは今ここから

「ここにしかない Current Current」
「始まる Xanadu」
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