秋桜の駅

祭りばやしの季節が過ぎて
そろそろ秋風が吹きますね
線路の脇の 秋桜揺れる
今は寂れた 故郷の駅
いつまでも いつまでも
あなたの汽車をここで見送った
あれはもう 遠い昔
都会暮らしで 夢が痩せたら
帰っておいでよ 心の駅に

夕焼け空に 茜の雲が
浮かんで 懐かしい母の声
線路の脇の 秋桜揺れて
風に誰かを 呼んでるようです
泣きながら 泣きながら
あなたが汽車の窓から手を振った
あの頃の 胸の痛み
都会(まち)の夕陽に 思い出したら
帰っておいでよ 心の駅に

都会暮らしで 夢が痩せたら
帰っておいでよ 心の駅に
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