あゝ戻っておいで

好きだと云った それはぼく
くちびるふれた それは君
あゝ一緒に暮らそと 云いながら
三月ちょっとで だまって消えた
生まれ育ちも 何にも知らない 君のこと
戻っておいでよ 待っているんだよ

ゆうべも君の 夢をみた
背中をむける 君がいた
あゝどこへ行くのか 急ぐのか
霧のむこうに 誰かがみえる
まわり道して やっと出会えた 恋なのに
戻っておいでよ 待っているんだよ

決して道を 間違うな
云えない過去も あるのだろ
あゝこの恋なくして しまったら
二度とおんなに 惚れたりしない
好きだ好きだよ 君が好きだよ もういちど
戻っておいでよ 待っているんだよ
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