うだつ

風にふるえて 道端で
足踏みすれば 人が抜く
牙(きば)をおられて 萎(しぼ)まない
馬鹿なところも 大事にしたい
うだつ上がらぬ 今だけど
こころの錦は 失くさない

筋を通せば 角(かど)が立つ
情けで押せば 逃げられる
人の絆は 切れやすく
苦しまぎれに すがればつらい
もまれもまれる 人生も
てっぺんどん底 意地ひとつ

おれが真っ直ぐ 生きられる
支えてくれる 可愛(かわ)い奴
見せてやりたい あの山の
越えた向こうに あるしあわせを
うだつ上がるも 上がらぬも
気強く生きたい 二人して


※曲名は木へんに兌が正式表記。
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