かすみ草

ひとりで旅立つ 別れのつらさ
わかっていたのに さいはての町
小さな酒場の 花飾り
かすみ草 かすみ草
どこかおまえの 笑顔のような
温もりこぼれる 白い花

寄り添いささえる この花に似て
暮らしてゆけたら 倖せですと
云ってた言葉が 身を責める
かすみ草 かすみ草
誰を待つのか あの角部屋で
愛しい面影 また浮かぶ

詫びてもすまない この俺だけど
あの日のふたりに 戻れるのなら
おまえを二度とは 離さない
かすみ草 かすみ草
俺のこころの 真ん中あたり
今でも可憐に 咲いている
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