彼女の理由

散らかった部屋で一人
あなたのぬくもりがまだ残っているわ
ベッドに最後のキスをして
何も告げず 立ち去りましょう

曖昧に育てた日々でも 叫んでいたかった
あなたはいつだって 解ってるだろ?っていう顔をしたの

いたずらにすぎた時間を
今更 後侮なんてしないわ
静かな愛をありがとう
私の中に住み続けるでしょう

変わらないことってなぁに
深い海とか それとも
鳥には篭が必要なこととか エトセトラ
「君への愛だよ」 なんて言葉が聞きたかったんだろうか
欲しがっていた答えを今から教えてあげるわ

信じないことは容易い 愛さないことも
応えてくれないから 心のドアのスウィッチをオフにしたの

変わってしまったことはね
幸せを当たり前にしちゃった
愛してるわ さよなら
私を動かすのは怒りじゃない
浮かんでくるセリフはね どれもあなたを壊しそうで
割れた鏡の隙間にただ広がる未来を眺めた

私は誰かになりたかったんだ
あなたの地面じゃなくて 甘い甘いつぼみになりたかったんだ
どんな花が咲くんだろうって 隣で微笑んでくれそうで
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