白紙のマインドマップ

はるか昔にまだ電気などない頃は
夜空のポラリスに現在地を想った
今を生きてるきらめいた街は
大切なものが見えない

どこにいたんだろう今まで君と僕
なぜ巡り逢えたの待ち合わせもしないで
とぼとぼ歩くよくわからないんだ
何食わぬ顔でありふれる奇跡

空を見上げたら風が聞こえた
生きて行くことは どこまでも虚しい
ただ白紙のマインドマップ

自分になりたくて 追い求めていくほど
“あなた”とは違った人間になって行く
同じになれない悲しみがやがて
愛する心に襲いかかる時

空を見上げても星は見えない
求め続けては 失い続けて
自らを分ける人間は独り

何もない 何もない ただ生まれて死ぬ
何でもない 何でもない 宇宙の真理の上
でも 何度でも 何度でも 来る保証などない明日を
願う 愚かな生き物

どうしてなんだろう
君を想うだけで
こんなにも生きる心地がするんだ

ひとりで生きていくことをやめて
愛するチカラも優しい気持ちも
一つ残らず生かされてた証
空を見上げたら風が聞こえた
疑いひとつなく 頷けた時に
新しい道のりが はじまる
×