おやすみ

鏡を拭いて綺麗にしたの
鮮明だった景色を知った
コンビニでケーキ買う私は
その大きな黒目に映るコーヒーに
溺れたい

知り合いの少ない私にとって
何が始まって、なくなったとか
全然興味ないんだけど
今あなたが居なくなったら、
なんてことを考えてしまう
朝言ったことを私はまだ気にしている

今日も愛していたよ
まだあなたのこと、何も知らない気がする
さっき終わった話が
不思議になるくらい頭の中を回るのは
真面目なあなたの顔が
知らないものに見えたから

あなたのおかえりとおやすみが
聞けない夜は眠れないや
一人では一人になれないと
気づいてしまって
あなたが愛おしい

頑張るあなたが好きだけど
私が休みのこんな日は
仕事になんて行かないでって
こんなワガママは通用しない
くらいが丁度いいかもしれないね
いつまでもこんな私の歌聴いてくれる?

ねえ、もう迷わないで
明かり消して、まだ
遠い夢の話をしてさ
毎日、笑っちゃうな
惚れた方の負けなら
私、喜んで負けるよ
あなたは今日もひとりでに
夢の中へ行っている

あなたはいつでも誰にでも愛されているから
たとえば私がいなかったとしても
きっとそれはそれで幸せになれるんだろうな
孤独な私は嬉しくて悲しくて

今日も愛していたよ
ねえ、この涙はさ、
愛に戸惑ってしまうから
どんなおまじないを
100回繰り返すより、
あなたの顔が一度見たい

ねえ、もう離さないで
明日も明後日も、
ずっとここに置いてくれる?
ねえ、話半分のあなたに
一生をあげるよ
要らなくなったら言ってよ
私の隣で笑って
なんでもない日もずっと
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