女の桜島

切子のグラスに 紅つけて
あなたに差し出す 火のお酒
呑み干して 忘れる恋ですか
女ごころは 桜島
火傷(やけど)しますよ 本気でなけりゃ
ねぇ あなた

暖簾の向こうに あのひとを
待つのが癖に なりました
運命(さだめ)だと この恋信じたい
どこか影ある 男(ひと)だから
放っておけない 尽くしてみたい
ねぇ あなた

最終「さくら」で 発(た)つという
あなたの言葉が 胸を刺す
お荷物に ならない女です
雨に濡れてる 桜島
ついて行きたい 一緒にいたい
ねぇ あなた

ねぇ あなた
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