誓いの詩

何回何十回何百回もきみを歌うことにするよ
何千回何万回だってこの声が続くその限り

捨てられないまま引き摺って磨り減った想いの先っぽは
歩んできたその道の上にきみという名の絵を描くだろう
頑張れなんて言わないが無理するなとだけは言っておこう
涙は堪えなくてもいい 楽しくなきゃ笑うこともない

どんな酷い嘘だって消えることない傷だって
洗いざらい話してくれよ それから手を繋ごう

何回何十回何百回の夜を越えて朝が来るよ
何千回何万回だって命の火が灯るその限り

言葉の刃に断ち切られて削り落ちた心の欠片は
ひとつひとつ積み重なってきみという歴史を築くだろう
大して強くもないクセに一人で生きられるだなんて
その目を凝らして見てみれば差し伸べられた手に気付けるのに

少しずつ少しずつ 歩いていけたら良いじゃないか
躓いて転んだときは空でも見上げよう

何年何十年何百年の時を越えて届けたいよ
何千年何万年先もこの空が伸びるその限り

きみという名の絵にも きみというその歴史にも
嘘はなく偽りはない 生きてきた証だから
それなのにどうしてだろう迷っちゃう日もあるね
そんな時この唄が目印になるように歌うよ

何回何十回何百回もきみに歌うことにしたよ
何千回何万回だってこの喉が震えるなら

掲げよう此処に誓いの詩
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