海峡なみだ雪

あなたに背負(しょ)わせた 罪と言う
荷物をおろす 船に乗る
死ぬほど好きな 人だから
苦しい別れを 決めました
せめて 終着 小樽まで
夢を見させて 海峡なみだ雪

一日足らずの 旅だけど
一生分の 幸せね
愛しい仕草 まなざしを
この瞳(め)に この身に 焼きつける
ばかね ばかだわ 泣くなんて
肩にハラハラ 海峡なみだ雪

眠れずデッキに たたずめば
遠くに揺れる 町灯り
敦賀の港 後にして
想い出重ねて 来たけれど
ここが 最後の 港町
風も凍える 海峡なみだ雪
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