炭酸水

コツコツと 鳴いた足
なれないヒールに運ばれて
デカダンスする 街に合わせ
顔を白く塗り 赤を乗せた

寂しくて 悲しくて
死にたくはなくてややこしい
薄酒をすする 夜に合わせ
猫のように座って つくろってた

コップの 底まで 飛び込んでいくよ
黒い未来 薄めるように
蓋をあけたら 注いでく

しゅわしゅわと 音を立てながら
弾けて消えて 混ざれ混ざれ
誰かがいう 「落ち着く場所」ってさ
どこにあるの 考えたくない 混ざれ混ざれ

寂しいと 悲しいと
幸せの幅は狭くなる
決断するのか させられたか
薔薇園に素手で つっこんでく

コップの 底まで 飛び込んでいくよ
黒い明日が 薄まるように
蓋をあけたら 戻らない

しゅわしゅわと 音を立てながら
弾けて消えて 混ざれ混ざれ
誰かがいう 「落ち着く場所」ってさ
今はいいの 考えたくない 混ざれ混ざれ
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